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2010.05.17

india-pakistan border,attari,india


アムリトサルから乗り合いジープで約1時間。
パキスタンと国境を接する町までやって来た。
といっても、パキスタンへ抜けようという訳ではない。
(行きたいのは山々だけど……)
ここでは国境閉鎖式が観光の目玉となっているのだ。
インド国内でパキスタンビザが取得できないほどに、国家間の緊張が強い両国ではあるが
なぜだかここだけは仲良く息を合わせているらしい。

観光客はインド側国境ゲートに面した、階段状の観覧席から式の様子を見守ることになる。
外国人はパスポートを見せるだけで自動的にVIP席へと通される。
VIPといえば聞こえはいいが、それはほんの少しゲートに近い席、というだけのもので
田舎の野球場の自由観覧席みたいに硬いコンクリの段々があるだけだ。
インド軍の兵士は座席の整理に余念がなく
彼らが来る度に座席が詰められて窮屈になった。

しばらく待つと、国境閉鎖式とはおよそ無縁な、ノリのいい音楽が響きだした。
じっとしていられなくなった若いインド女性たちが、次々と観覧席から下りて踊りだす。
兵士たちもそれを止めたりはしないから、きっとそういうための時間なのだろう。
彼女たちは円陣を組み、腕を上げ、腰を振る。
サドゥーたちは遠巻きから興味津々。
僕の尻は焼けたコンクリでじりじりと熱くなる。

続いて子供たちによる、インド国旗を掲げての50m往復猛ダッシュの
果てしない繰り返しを間にはさみ(その猛ダッシュは愛国心からなのか、
それとも注目されていることへの高揚感からなのかは不明だ)、
尻の熱も限界にきたところで、ようやく本題の閉鎖式が始まった。

格闘技イベントのような大げさなマイクパフォーマンスとともに
着飾った兵士たちが次々登場。
まるでチャップリン映画のように、これまた大げさに手足を振り上げ隊列を組み行進する。
愛国心を鼓舞され、叫び、旗を振り振り盛り上がる群衆。
インドに負けじと、パキスタン側でも兵士が勇ましく行進を開始する。
(ちなみに、少ないながらもパキスタン側にも観客はいる)
そして国境ゲートをはさみ両者がにらみ合うと、ガラガラとゲートを開き、キビキビと握手を交わし、タイミング違わずスルスルと国旗を降ろして、またガラガラとゲートを閉めたのであった。

始まりが盛りだくさんだったわりに、イベントはあっけなく唐突に終了した。
しかしインドのみなさんはみな満足げな様子で、
記念写真をパチパチ撮って、さっさと帰って行くのであった。

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