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2010.05.06
IMG_8398.jpg
dajeeling exp,kolkata,india


とにかくコルカタは暑い、とプリーで会った人たちに言われていた。
しかし実際に来てみるとそうでもない。
どうやら夕方時に激しく降る雨が熱を和らげているようだった。
それと引き換えに雨は街中に生ゴミのような嫌な臭いを置いていったけれど。

コルカタは以前の旅で訪れたことがあった。
それはもう旅も終わりに近づいたころで、日本に帰国するために
この町からバンコクへと飛び立ったのだ。
もうそのときの記憶なんてたいして残ってはいなかったけれど
それでも「かつて確かに僕はここにいたのだ」という想いはそれだけで心を落ち着かせてくれた。
タクシーに乗り、旅人の集まるサダル・ストリートへ向かう。
車窓から風景を眺めていると徐々に眠っていた記憶が蘇ってきた。
(きっとそこを左に曲がったところに通りがあるはず――)
記憶の通りタクシーは左折し、そこには5年前と何ら変わりなく思える
サダル・ストリートの光景が広がっていた。

本当はコルカタに2、3泊したいところなのだけど
少しでも先に進みたい僕たちは、事前に翌日発の列車のチケットを既に取ってしまっていた。
おまけにちょうどいい時間帯に雨が降るおかげで、町歩きもままならない。
ここしばらくの『写真無気力病』からの回復傾向がみられていただけに残念だ。

夜の22時、次なる目的地のダージリンへ向けて定刻通り列車は出発した。
その名も『ダージリン急行』。
昔そんなタイトルの映画があって、豪華な客室が舞台となっていたけど
なんてことはない、いつもと変わらぬ辛気臭い二等寝台である。
線路の軋む音と、ときおりの警笛と、向かいのおばさんのいびきがぼんやりと頭に響く。
掛け布団にした寝袋を腹に掛け直し、僕はやがて深い眠りに就いた。

ちなみにインドに来ても寝つけないということは皆無。
このときばかりはこの無神経な体を褒めねばなるまい。

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