FC2ブログ
--.--.--
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
2010.04.07

in the room,puttaparthi,india


朝のダルシャン(礼拝)から、肩を落として相方が帰って来た。
9時から始まるというのに、気合いを入れて5時50分に部屋を出た、にもかかわらず
結局サイババは現れなかったらしい。
僕は体調の様子見で、そもそも参加しなかった。ラッキー。

一休みして宿の外に出る。
話には聞いていたが、なるほどアシュラム内は本当にひとつの街のようである。
売店にコーヒーショップ、パン屋にスーパー、おまけに本屋や図書館まである。
下界と異なるのは、本屋と図書館にある書籍はすべてサイババ関連ということと
店に並んだり入るのも男女別々の必要があるということ、
そして何よりはその営業時間。
どの店も、9時から11時半までと17時から19時半までというかなり変則的な営業なのだ。
(おまけにスーパーは午前が女性、午後が男性と決まっている)
唯一食堂だけが朝・昼・ブランチ・夕と営業をしている。
ちなみにここも男女別ではあるけれど、一食たったの6ルピー(≒12円)。
さすがサイババ。

ちなみにアシュラム内は撮影禁止のため、僕の写真はほぼない。
小さなカメラを持つ相方はバシバシ隠し撮りを敢行している。
こういうときに女は強い。

昼間の時間を下界で過ごしたのち(出入りは自由)、16時すぎにダルシャンに向かう。
内部は一切の荷物の持ち込みが禁止で、貴重品入れのなかまで念入りに取り調べられてから着席する。
ホールはひたすらだだっ広く、ウン千人は余裕で入りそうだ。
正面にサイババが立つ舞台、向かって右が女性、左が男性と分かれていて
最前部は関係者席になっているようだ。
一般信仰者は通路を挟んで彼らの後ろから並ぶ。
僕は前から10列目くらいに座りこむ。まあまあの陣取りである。
辺りをざっと見渡すと、みな音楽に合わせてお経みたいな歌をずっと唱えている。
外国人(欧米人)は……5%未満といったところか。
みんな少なくとも僕らよりかは真剣な印象を受ける。
それにしても気になるのはそのファンシーでデコラティブなホールのデザイン。
ピンクとミルクチョコレート色を基調とし、柱や壁には金メッキと細かい彫刻、そして天井にはシャンデリア。
例えるならそう、としまえんのメリーゴーラウンドに似ている。

そんなことを考えながら1時間ほど時を過ごす。
足の痺れが我慢できなくなったころ、突然みなの歌声が乱れだした。
サイババのご登場だ。

女性側の入口の向こうに小さく、車イスに乗ったサイババを見つけた。
5人のお付きに囲まれてゆっくりと場内に進入する。
服はイメージ通りのオレンジ色。
髪の毛も、ご高齢(84歳)ではあるが一応アフロの体を保っている。
それにしても、車イスまでピンク色。とことんファンシーなおっさんだ。

ゆっくりとゆっくりとサイババが僕の方に近付いてくる。
周りのみんなはもう浮足立ってもう大変。
立ち上がっちゃって、「サイラム!」とスタッフに注意を受ける人が続出である。
みんな少しでもご加護を受けようと一生懸命に手を合わせている。
この光景はもう、まるで生き神様を見るかのような熱狂ぶりだ。
信仰心のない僕も、さすがにこっそりと小さく手を合わせた。

サイババは人々の熱気に動じることもなく、ただ無言で進んでいく。
途中途中で信仰者が近づいては彼に手紙を手渡している。
みんなどんな願い事を書き綴っているんだろうか。
僕だったらこんなときに何を願い手紙をしたためるのだろうか。

壇上に上がったサイババは相変わらず無言のまま。
ときおり音楽のリズムに合わせて手で拍子をとり、肘掛に置いた白い布で汗を拭うくらい。
その昔は例のビブーティ(聖なる灰)やらネックレスやらを物質化して
信仰者に与えていたようだけど、現在はそれも滅多にやらないらしい。
せめて声だけでも聞けないものかとじっと一挙一動に注目していたが、
とうとう最後まで言葉を発することはなかった。

ともあれ、目標を達成することはできたわけでまずは一安心。
よかったよかった。
夕方、さっそくスーパーで白い上下の服を購入。
明日は一日なりきり信者で行くのだ。

Secret

TrackBackURL
→http://ikokuzakki.blog65.fc2.com/tb.php/38-bee66c14
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。