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2010.02.28

near holy gate,mathura,india


相方がホーリーの騒ぎに巻き込まれて眼をやられた。

ホーリーは春の到来を祝い、北インド各地で催される大きな祭りごとである。
はしゃぎながら色の付いた粉や水をそこらじゅうの人に掛け合う、という
傍から見れば楽しいが、巻き込まれると七面倒なイベントだ。

この日僕たちは、リクシャーに乗っている最中に
ホーリーを祝う山車のパレードに出くわした。
ひとつひとつの山車には4、5人の男が乗っていて、
群がる人々に向かって上からカラフルな粉を振り撒いている。
パレードの最後尾から少し離れて、僕たちの乗ったリクシャーは続く。
たまたま向かう方向が同じだったのだが、これが悲劇だった。

人ごみが落ち着き道がひらけると、
埃っぽくゴミであふれた通りに色と人の騒ぎも加わった、
無法地帯のような光景が広がっている。
左側の建物の上階から誰かが大量の粉を振り落としていて、
空気がピンク色に染まっていた。

それに気を取られていた一瞬だった。
不意に右側からピンク色の粉が投げつけられたのだ。
バッグがピンク色に染まり、カメラに粉が飛び散る。
僕はカッとなり「バカヤロー!」と顔の見えない相手にどなる。
ふと隣を見ると、相方が小さくうずくまっていた。
眼に向かって近距離から粉をぶつけられたらしい。
痛みで眼が開けられず、ボロボロ涙をこぼしている。
結局、良識あるオジサンに「危ないから引き返したほうがいい」と忠告され
「Agra Hotelへ」と力なく、僕はリクシャーワーラーへ告げた。
犬がしっぽを巻いて逃げだすような、情けない気分になった。


宿に着き、リクシャーに目的地までの値段分のお金を渡す。
すると彼は怒りだした。
「パレードでずいぶん時間がかかったから、もっと金をくれ」
いくらなんでも、そりゃあねえぜ。

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